コップの水をがぶ飲みしてはいけない。
結論:リテラシーを学べ
《目次》
▶︎古代から人は変わっていない
▶︎あなたはどれだけ自分を律することが出来るか
▶︎誰も気付いていない事
▶︎コップの水を飲んではいけない
▶︎お金のリテラシーを学ぶ必要がある。
なぜ働いても働いても給料が上がらないのか。
なぜ気付けばいつもお金がないのか。
なぜ貯金してもなくなるか。
なぜ貯金してても不安があるのか。
《古代から人は変わっていない》
人間は狩猟採集時代から脳の構造はほとんど変わっていない。
「獲ったエサはすぐに食べる。」それが合理的だったからだ。
私たちは貯金が苦手だが、それはヒトの脳がもはや存在しない時代にあわせて配線されたままだからだ。
しかし、その野性的な脳のいいなりのままでいると、経済的に豊かになることは難しい。
《あなたはどれだけ自分を律することができるか》
現代では、企業がこれでもかというほどわたしたちに「買うべきもの」を押し付けてくる時代だ。
当たり前だがそうでもしないと、
資本主義を持続できないからである。
これが、投資脳を育むうえで大きな障壁となる。
「蓄える」ことが苦手な脳の構造と
ひっきりなしの消費への誘惑が、
「稼いでは使う、稼いでは使う」の
無限ループに追い込んでいく。
まずこの罠に気づいて収入よりも支出を少なくし、貯蓄をできたとしてもさらなる問題がこのあとに待ち受けている。
《誰も気付いていない事》
「貯金」というのは結局は
消費することを前提としたお金だ。
大抵の人がここでドキッとしたただろう。
もう貯めている時点であなたの脳は
「なにかに使わなくていけない」という
使命感に駆られているのだ。
ここに本当の意味で気づいている人は多くない。
実際になぜ貯金をしているのかとアンケートを取ると
何かあったときのため
マイホームのため
旅行のため
はたまた老後のため。。。
となる。
これではうしろから常に何かに追われている感覚が一生つづくことになるだろう。
だから「不安」がおきるのだ。
《コップの水を飲んではいけない》
給料と貯金をコップと水に例えると
人はコップの水が溜まったら飲んでしまう。
それが半分であろうとも全部飲んでしまう。
飲んだらなくなる。当たり前の事だ。
だが自分で飲んでるのに
それに対し不安になり、悩む。
普通に考えればわかる事なのに誰もそれに気づかない。
本来であればコップが満タンになり
「ふちから垂れてくるやつ」を飲むのが
お金の在り方である。
これを得るために必須となるのが、投資。
まず稼ぎ、使うのではなく投じ、そこから得られる果実を再び投じ、それがどんどん大きくなっていく。
これを投資の神様ウォーレン・バフェットは「スノーボール」といって雪だるまに例えたが、まさにそのイメージである。
《お金のリテラシーを学ぶ必要がある》
宝くじに当たった人のほとんどが、5年後には当選する前よりもひどい経済状況に陥るのも、投資脳がないからだ。
昨今メディアで騒がれている仮想通貨「億り人」のほとんども、同じような道を辿るだろう。
皆、自分のキャパシティ以上のお金が入ってくると、コップの水をガブ飲みしてしまうのだ。
そうならないためには、リテラシーが必要で、リテラシーのためには、本気で学ぶ必要がある。
投資の概念はお金に限らず、時間や労力などあらゆる分野に当てはめることができる。