プロパガンダ
結論:それは思い込みです。
《目次》
▷プロパガンダ
▷敗戦という追い討ち
▷だれにとって都合が良いかを考えよう
▷それは思い込みです。
[プロパガンダ]
プロパガンダ:宣伝。特に、特定の主義・思想についての(政治的な)宣伝。
私たちの生活や全ての物事において、
このプロパガンダは巧妙に使われています。
日本が戦争の時代へ突入していく際に
当時の政府によるプロパガンダが展開されていくことになる。
まさに「投資から貯蓄へ」である。
今日の金融庁が「貯蓄から投資へ」と謳っているのとは
比較にならないほどのインパクトである。
[敗戦という追い討ち]
戦争に負けることはそれ即ち生死に関わる問題である。
ここから日本国民はまさしく命がけで貯蓄にかじを切ることになった。
政府が国民に貯蓄をさせたのはもちろん戦争をするためであり、
国民のお金がことごとく戦費へ費やされることになる。
だが文字通り国民の全財産を投じたにもかかわらず、日本は戦争に負けた。
無一文の日本はハイパーインフレを経験し、完全な破綻状態となってしまった。
ここで、早く国を建て直したい政府はまたしても同じ手法を使うことになる。
そう、国民に貯金をさせたのである。
「投資から貯蓄へ」と総動員でかじを切ってから実に80年もの歳月が流れ、
「お金は銀行に預けるもの」という思考に身も心も染まってしまったのである。
[だれにとって都合が良いか考えよう]
せっせと貯蓄に励んでくれるのは現在でも国にとっては都合がいいことである。
あなたが金融機関に預けたお金はジャブジャブと国債に流れ、
愚かとしかいいようがない政策にも平気でお金が使えるわけだ。
金融庁の「貯蓄から投資へ」という呼びかけに本腰が入らないのも、
「バカで無知な国民に無思考に貯金をさせ、それを役人が好きに使う」
という図式を崩したくないという本音があるからだ。
ここで、国や政府を批判していても仕方がない。
税金が重い、生活費が足りない、インフレが苦しいと嘆いているばかりでもだめだ。
誰もあなたを助けてはくれない。
[それは思い込みです。]
あなたは、日本人は、決して投資が下手なのではない。
思い込みというある意味最強の敵が己のなかに潜んでいるだけなのだ。
国のプロパガンダにより、
どっぷりマインドを洗脳されてしまい
決め付けて思い込んでいるだけの事は、本当に沢山ある。
まずは色んな視点で様々な角度から物事や思考を見る事が大切である。