給与明細"きちんと"みたことありますか?
結論:手取りだけを意識しすぎている。
【目次】
▶︎手取り給料
▶︎引かれているもの
▶︎天引きという神システム
▶︎まとめ
[手取り給料]
給料の話をする時に日本人は「手取りいくら」と凄く"手取り"を気にしますよね。
それはみなさんご存知の通り「税金や保険」などは引かれるのを理解しているから
手取りの給料の話をするのでしょう。
それは人と話す時もそうですし、自分で給与明細を確認する時も実際に自分に入ってくるお金しか確認していない事が多いと思います。
[引かれているもの]
そもそもまずなにがいくらくらい引かれているかご存知ですか?
一般的なサラリーマンは次のようになります。
①所得税
②住民税
③健康保険
④介護保険
⑤厚生年金保険
⑥雇用保険
人それぞれかとは思いますが基本的にはこの6つだと思います。
①②の「税金」と③〜⑥の「社会保険」
[天引きという神システム]
これらを会社は「天引き」というシステムで毎月あなたたちの給料から
引いていきます。
なににいくら引かれているかを意識しないのもこの天引きシステムによって自動的に徴収が行われている為です。これを「源泉徴収」といいます。
この仕組みはスーパー画期的です。
なぜなら税金というのは本来なら所得がある人が自ら申告し納税するというのが一般的なのにも関わらず、サラリーマンに関しては給料を渡す前に先に税金や社会保険料を引く為、まず取りっぱぐれないからです。
つまり画期的なのは会社ではなく「国にとって画期的」都合が良いと言うことです。
そしてこの源泉徴収という仕組みにはメリットがもう一つあります。
またしても国にとってと言うことですが、
それは「なにでいくらとられているかを意識させない」という機能がある事です。誰も疑いもせずに"諦める"かのように引かれて当たり前のものだと認識させる為でもあります。
なんとなく自動で引かれていく為、「お金の事を学ぼう」「マネーリテラシーを上げよう」といったキッカケすらも奪われているとも取れます。
これが日本人の「お金の知識」「マネーリテラシーが低い」原因の一つです。
さらに皆様が重点を置いている「手取り給料」ですが
年々下がっているのが現実です。
それは自動的に引かれている税金や社会保険料は年々上がる一方なので当たり前の事です。ですが自動的に引かれているので誰も気付かないのが現実です。
さらには「消費税」もどんどん上がっていっているので
皆さまの手取り給料をなんの文句も言わせず、
搾取し続けています。
[まとめ]
「国のシステムなんだからしょうがない」と思ったあなた!
確かに義務なのでしょうがない事ではありますが
きちんと理解すれば搾取される量を減らす事は可能です。
まずは引かれているもの一つ一つに疑問を持って、
「自分で調べる」という事が重要です。
当たり前な事すらにも疑問を持ちましょう。
固定概念はあなたを貧乏にします。