ゆとり世代絶頂期生まれ(H3)による。お金の勉強

ゆとり世代代表格のH3生まれの私が金融、経済の勉強をしながらアウトプットしていくブログ

バブル崩壊したと共に生まれました。

結論:国の急ブレーキのせい

 

《目次》

▶︎バブルが起きた原因

▶︎バブルが崩壊した原因

 

 

そもそも日本でバブルがなぜ起き、なぜ崩壊したのかご存知だろうか?

 

[バブルが起きた原因]

まず1980年代にアメリカの貿易収支赤字

ドンドン増えまくった事から始まる。

1981年70億ドルの黒字だったのにも関わらず、

1984年には1125億ドルの赤字になってしまった。(貿易収支とは輸出と輸入の差額。簡単にいうと国の儲け。)

※ちなみに当時1ドル240円くらいだったからおおよそ27兆円の赤字となる。

なぜこんなにも赤字になったかというと、

ドルの価値が高くてアメリカの製品が高かった為、高い製品は皆買わなかったからである。

ここでアメリカはなんとかしようと

1985年に米、英、独、仏、日で集まり貿易の格差を解消する為にドルを安くしていこうと決めたのである。これが有名な「プラザ合意」。

 

プラザ合意後、どんどんとドル安になっていきアメリカ的には良かったのだが、

一方の日本というと円高になりものが売れなくなり不況へとまっしぐらになったのだ。

ここで日本は不況を解消する為に、大幅に公定歩合を下げた。(公定歩合とは日本銀行から民間の銀行に貸出する際の金利。)

金利を低くするということは当然銀行が企業にお金を貸しやすくなり、景気が良くなると考えられていたのだ。

結果、市場にお金が溢れて企業も個人も不動産を次々と購入してどんどん暴騰していき、

さらに株価や不動産価値を維持する為、

「株や不動産を売って出た利益は税金を低くする」という制度も設けたのである。

あまりにも値上がりし続けるから不動産は絶対に値下がりしないという「不動産神話」を当時の人達は皆信じていたようだ。(普通に考えて馬鹿なの?笑 と思うだろうがそれ程までに凄い状況だったのであろう。)

 

日本のバブルの原因はプラザ合意による不況を解消する為の政策が引き金となりバブルが起きたのである。

 

バブルの時代は不動産の暴騰は止まらず、

日本の不動産評価額は総額2000兆円を超えて、日本の面積の25倍あるアメリカを4つ買えるくらいまでの金額になったと言われている。

そんな状況だからアメリカを象徴する資産を次々と買収していったのだ。

アメリカからはジャパンマネーして恐れられていたのだ。(今でいうチャイナマネーと同じ状況ですね。)

 

不動産以外にも株価の暴騰がハンパなく、

ピーク時には日経平均株価が3倍になっていたのだ。

 

[バブルが崩壊した原因]

だがその後、バブルは崩壊した。

土地の価格が高くなりすぎた為、マイホームを買えなくなる人が増えたのと借金までして株や不動産を購入している人々が日本中に溢れている状態。行き過ぎたバブルをなんとかする為に

日本銀行や大蔵省は

不動産融資の総量規制

地価税導入

公定歩合の引き上げ

まずこのような対策をしたのだ。

 

大蔵省が銀行に対して「土地を買う金は貸すな」と通達したことにより、その結果土地が売れなくなった。土地を持っていると税金がかかり、日本銀行が金利を上げて景気の加熱を抑えようとしました。

すると株価も不動産価格も暴落して

バブルも崩壊したのである。

銀行や個人は多額な損失を出して、銀行は不良債権を大量に抱えることになったのだ。

 

これを国が一気に急ブレーキのようにやってしまったのが最大の原因だ。

 

崩壊後、日本は出口の見えない大不況になり、20年以上にわたって経済の停滞が続き、「失われた20年」「失われた30年」とも言われている。

 

これがいわゆる、バブル時代です。

とてつもないですね。

お金持ちだけでなく、一般の方も恩恵があった時代です。経験してみたいものですね。笑